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【CFRP・CFRTP加工】 軽くて強いカーボン系素材の加工紹介

 

 

「強度が必要だけど金属だと重い。。。」

「軽量化を図りたいけど強度不足になってしまう。。。」など

 

 

軽量化を図りつつ強度も必要な部品に

軽くて強い素材【炭素繊維強化プラスチック】はいかがでしょうか?

 

 

鉄やアルミなどの金属と比べて同じ強度で軽量化できるため、スポーツでの

活用や航空機・人工衛星の部品・ロボットなど様々な分野で活用が進む炭素繊維強化プラスチック(CFRP)

 

 

ゼンでは、カーボン素材の試作品小ロット生産サービスも行っています。

今回は、ゼンで対応しているカーボン素材(CFRTP・CFRP)の加工についてご紹介させていただきます。

 

 

 

■ CFRPの成形(オートクレーブ工法)


 

 

カーボンの成型加工サービスです。

樹脂に含ませた炭素繊維のシートを金型に張り付け

オートクレーブという装置で圧力と熱をかけ硬化させ形状を成型します。

 

 

 

 

サイズは、大きいものだと車のバンパー程度の大きさまで対応可能です。

また、下のサンプル写真のように表面にトップコートを施した

表面仕上げのご要望にもお応えできます。

 

 

(トップコート仕上げを施したサンプル)

 

 

 

 

■ 熱可塑CFRP(CFRTP)の切削加工


 

 

 

 

ナイロン6樹脂熱可塑CFRP(PA6/CF20%)の板状の材料から形状を削り出す

切削加工も対応しております。1個でも対応可能です。

 

 

この切削加工では、金属切削や樹脂切削と同様にマシニングセンタにより加工を施すため

高精度で複雑な形状の部品に対応可能です

 

 

 

(マシニングセンタで加工中の写真です)

 

製作可能なサイズは、入手できる材料の大きさによるところが大きく

現在のところ200mm×200mmの大きさが製作できます。

 

 

 

<ナイロン6樹脂熱可塑CFRP材の特徴>

 

このナイロン6樹脂熱可塑CFRPは、通常の樹脂と比べて高性能な素材のため

金属やアルミの代替材料として、強度は必要だけど軽量化したい部品として

航空宇宙部品・自動車部品・ロボット部品・治具などで活用が進んでおります。

 

 

(同じ形状を切削加工した場合、アルミと比べて半分の重さです。)

 

 

 

その他にもナイロン6樹脂熱可塑CFRPは様々な特徴がある素材です。

 

・軽量(比重 1.2)

・高強度

・高靭性

・耐熱性(200℃)

・遅燃性(HB)

・帯電防止

・振動減衰特性

・耐摩耗性

 

 

 

 

今回、紹介させていただいたカーボン系素材の加工サービスの他にも、

様々な材料の加工サービスを行っておりますので、お困りのことがありましたら是非ご相談ください。

 

ご一読いただきありがとうございました。

 

 

 

 


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